NPO法人三重音楽療法地域推進協会（ＭＴちいき）
レモのキッズパーカッションで、手に持ってばちで叩く小物です。
ロリポップドラムは名前の通りキャンディーの絵柄に柄のついた太鼓です。一見日本のうちわ太鼓のようですが、浅いフレームがついてます。
大きさも大中小とセットになっていて、幼児から小学生くらいまでを想定した楽器だと思いますが、サイズが大ならおとなが普通に使えます。
サウンドシェイプは三角や四角、などちょっと太鼓とは思えないフレームに透明のプラスティックが張られています。付属のばちで叩いてみるまでは太鼓だとは思えないくらいです。
パドルドラムはテニスやバドミントンのラケットを小さくしたような太鼓で、実際専用のボールもついていて、羽根突きのようにして遊ぶこともできます。ボールが当たるたびに太鼓の音が鳴るわけです。もちろん、太鼓としても十分に使えます。
いずれも教育玩具的なイメージの強い楽器です。ですが、おもちゃだと考えると、出てくる音はいずれも素晴らしく、さすがレモのパーカッションだと感心させられます。
ロリポップドラムはどこへ持って行っても人気のアイテムですが、強く叩いているうちに柄と太鼓をつなぐ部分がはずれやすくなるという難点もあります。
サウンドシェイプは色や形のお勉強、という感じも漂わせています。柄もついていないし、多少雑な扱いでも大丈夫です。
この3つの中ではパドルドラムが一番つくりもしっかりしていて(その分お値段もそれなりですが)、遊びだけではなく、楽器のひとつとして十分に使える感じがありますねえ。
子どもが思うがままに、これらの楽器を触り、こねくり回し、叩いたりこすったりしながら遊ぶ（Play）のに、よい環境を作る道具になるでしょう。
音楽療法士 吉田 豊
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